EU入域制限、7月から段階的解除 欧州委提案

2020/6/11 21:45
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【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)の欧州委員会は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け原則禁止している欧州30カ国への渡航を、7月1日から段階的に解除するよう加盟国に提案した。どの国から渡航を受け入れるかは加盟国間で協議する。不要不急の渡航禁止措置は3月半ばから続いてきたが、正常化へ一歩踏み出す。

EUへの渡航制限の緩和について記者会見するヨハンソン欧州委員(11日、ブリュッセル)=ロイター

記者会見したヨハンソン欧州委員(内務担当)は「制限を解除する具体的な準備をする段階にきた」と述べ、各国の感染状況などをみながら徐々に渡航を受け入れる考えを示した。入国管理は加盟国の権限だが、域内の移動の自由を保障した「シェンゲン協定」の加盟国内にいったん入ると、域内は原則パスポートの検査なしで行き来できる。このためヨハンソン氏は「協調した対応が必要だ」と語った。

欧州委の発表によると、アルバニアや北マケドニアなどEUに隣接する国の渡航制限は解除される。日本を含むその他の国については、感染状況などをみながら決める。渡航制限が緩和されない国でも、留学生や高技能労働者は例外とする。

現在の渡航制限の期限は6月15日。欧州委は2週間延長した上で7月1日から段階的解除に踏み出したい考え。対象はアイルランドを除くEU加盟26カ国に加え、シェンゲン協定に参加するEU非加盟のノルウェーやスイスなどの4カ国。

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