口座の不足額予測 カードローン、伊予銀がアプリ

2020/6/11 20:10
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伊予銀行は、口座残高や引き落とし額から毎月の不足額を予測して通知し、不足分をすぐに借り入れできるカードローンアプリの取り扱いを開始した。同行によると、同様のサービス提供は全国の金融機関で初めて。本人確認などの手続きがアプリ上で完結するため、最短で翌営業日には契約ができる。利便性向上により、新規顧客の開拓を目指す。

記者会見を開いた伊予銀の竹内哲夫常務(左)ら(11日、松山市)

伊予銀はアクセンチュアと、カードローンアプリ「SAFETY(セーフティ)」を共同開発した。家計簿アプリを手掛けるマネーフォワードの技術を活用し、他行を含めた複数口座の入出金予定や、クレジットカードの引き落とし額を把握。いつ、いくら残高が不足するかを予測してスマートフォンに通知する。

利用者にとっては、個別確認の手間が省ける。もし不足する場合もアプリ上で借り入れできるため、引き落とし漏れを防止できる。不足額以上の借り入れも選択可能だ。

伊予銀ダイレクト営業部の木村雅彦部長は11日の記者会見で「単なる融資ではなく、生活に役立つ安心のツール。足りない時に足りない分だけ利用する新しい使い方を提案したい」と述べた。

伊予銀のカードローン事業の貸出残高は3月末時点で約270億円。新サービスにより新規顧客を開拓し、10年後には520億円にまで上積みする目標を立てる。

利用者はアプリ上で、生年月日や家族人数などを入力すれば、事前に利用限度額や借入利率の診断ができる。申込時は運転免許証と顔写真を撮影し本人確認する。従来は契約まで1週間程度かかっていたが、カードなどの郵送が不要のため、最短で翌日に完了する。

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