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五輪簡素化、200項目で IOCがテスト大会など検討

2020/6/11 19:32 (2020/6/12 6:18更新)
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IOC理事会に出席したバッハ会長=10日、ローザンヌ(ロイター=共同)

IOC理事会に出席したバッハ会長=10日、ローザンヌ(ロイター=共同)

新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪を巡り、基本的な方向性が10日の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で固まった。IOCや大会組織委員会は競技や選手の数といった根幹部分を維持しつつ、大会関係者の参加抑制やイベントの見直しなどで簡素化を進める。

各競技のテスト大会も検討対象とした。異例の大会準備が本格化する。

IOCのデュビ五輪統括部長はオンライン形式で開かれた理事会後に記者会見し、経費削減策としてテスト大会などを対象に200に上る項目を検討していく考えを明らかにした。

テスト大会は競技ごとに原則本番の会場で、暑さ対策や輸送などの運営リハーサルを行う。規模や実施可否も含めて今後、検討する。

IOCと組織委は理事会で、安全・安心な環境の提供▽延期に伴う費用最小化▽簡素な大会――の3つを基本原則とすることで一致した。IOCのバッハ会長は会見で「大会の簡素化とコスト削減の面で短い期間ですばらしい進展が見られた」と話した。

簡素化はコストとコロナ対策の両面から議論し、選手や観客をのぞく競技団体などの関係者の参加削減、会場ごとのサービス水準見直し、関連イベントの再検討などを進めていく方針が示された。コロナの感染状況次第では客席での距離を保つため、観客数の削減を余儀なくされる可能性もある。

組織委は本番までのロードマップも公表した。延期前の計画と同一を目指す競技の会場やスケジュールについては6月をめどに調整を終える。コロナ対策は9~12月に検討を進め、2021年1~3月に対策を受けた運営面での検証を行う。聖火リレーは延期前と同様、3~7月実施としたが日数短縮などを検討しており、3~5月開催としたテストイベントとともに今後、変更される可能性がある。

21年夏に五輪を開催できるかは予断を許さない。新型コロナの感染は先進国で落ち着いてきたものの、途上国を中心に世界全体では勢いを増している。組織委の森喜朗会長は10日夜の会見で「現時点で仮定のシナリオについて臆測し、論じるのは時期尚早」と強調したが、開催可否を巡る議論は今後も続きそうだ。

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