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LGディスプレー、伸縮可能なパネル開発へ 24年メド

【ソウル=細川幸太郎】パネル世界大手の韓国LGディスプレー(LGD)は11日、伸縮可能な次世代パネルの開発を始めると発表した。2024年をメドに伸縮率20%の特殊なパネルを実現し、身につけるウエアラブル端末などへの応用を狙う。有機ELパネルの登場によって平面から曲面へと進化したパネルは「伸縮」という新機能を模索する段階に入る。

LGDは韓国政府の次世代パネルの研究開発プロジェクトに参加し、助成金を受けながら伸縮可能なパネル「ストレッチャブル・ディスプレー」の開発を進める。自由に伸び縮みするパネルが実現できれば世界初となる。大学や国立研究機関が連携し、素材や部品、装備などを含めて共同開発を進めるという。

次世代パネルには、有機ELやマイクロ発光ダイオード(LED)といった自発光型の描画原理を想定し、駆動回路の基板にはシリコーンのような伸縮性のある素材を活用する見通しだ。

プラズマパネルや液晶パネルの登場によって薄型ディスプレーの時代が幕を開け、有機ELパネルによって曲面形状や折り曲げ型のディスプレーが生まれた。LGDは伸縮可能なパネル開発で、形状変更可能な「フレキシブルディスプレー」の新たな形を模索する。

ただLG電子が年内発売を想定する巻き取れる有機ELテレビは65インチサイズで販売価格が600万円とされており、販売台数は少量にとどまる見通し。主流の液晶テレビは中国勢のパネル生産拡大によって価格が下がり続けており、テレビの分野では今後も液晶が主流であり続ける可能性が高い。LGDが開発を進める次世代パネルで安定収益を確保できるかは不透明な面もある。

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