米アカマイ、ネット版スキミングの防止サービス

2020/6/11 16:33
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データ配信サービスの米アカマイ・テクノロジーズは11日、カード情報を盗み取る犯罪「スキミング」で、インターネット経由の手口を防ぐクラウドサービス「ページ・インテグリティー・マネジャー」を日本で開始すると発表した。電子商取引(EC)サイトのサイバー対策を強化したい企業に提案する。

ネット版のスキミングは、犯罪者がECサイトなどのサーバーに不正侵入し、スキミング装置に相当するプログラム(不正スクリプト)をウェブページに組み込む手口。このページのフォームにネット利用者がカード情報などを入力すると、ブラウザー(閲覧ソフト)上で動作する不正スクリプトが正規のECサイト内だけでなく、犯罪者にもカード情報を転送してしまう。

アカマイのサービスは、顧客企業のECサイトにアクセスしたブラウザーに対し同社のクラウドから検知用ツールを送り込む仕組み。不正スクリプトがブラウザー上で情報を盗み取るような悪意のある振る舞いを見せると、検知用ツールが通信を遮断する。

ネット版スキミングは近年被害が増加傾向にある。2018年にブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のサイトからは約38万件の顧客情報が流出したケースも、ネット版のスキミングが原因とされる。日本では19年に公表された被害だけで41件に上ったという。(島津忠承)

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