最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,329.94 -88.21
日経平均先物(円)
大取,20/09月 ※
22,340 -50

[PR]

投信コラム

フォローする

純資産総額が急増した小粒ファンド(投信ランキング)

2020/6/22 12:00
保存
共有
印刷
その他

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の収束見通しがいまだ立たないにもかかわらず、各国の中央銀行や政府が打ち出した大規模な経済対策への期待などから米国をはじめ世界の株式相場は急ピッチで回復してきている。このような相場環境のなかで、国内の投資信託市場では、純資産総額(残高)を大きく増やしたファンドがある。

特に伸びが目立ったのは、これまで残高が少なかった小粒なファンドだ。昨年末時点で残高が100億円未満の追加型株式投信(ETF、投資一任専用、DC専用、ブル・ベア型を除く)を対象に、6月5日までの残高増加額が大きい順にランキングした。

残高急増の首位は「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)」。昨年末時点で82億円だった残高は約5倍の406億円に急拡大した。米S&P500種株価指数に連動する成果を目指すインデックス(指数連動)型で、昨年9月の設定当初には信託報酬が国内で最も安い投資信託として話題になった。5、6位も米国の主要株式指数に連動するインデックス型ファンドで、7、9、10位にも米国株式を投資対象とするファンドがランクインした。

2位の「UBS原油先物ファンド」は、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格が4月に史上初めて「マイナス価格」となったことで、投資家の注目度が一気に高まり資金が流入した。昨年末時点の残高はわずか22億円だったが、10倍以上となる251億円に増加した。

8位には2000年9月に設定され20年近くの歴史がある日本株アクティブ(積極運用)型ファンドの「ミュータント」がランクインした。高いパフォーマンスで有名になった「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」のファンドマネジャーだった北原淳平氏が日興アセットマネジメントに移籍し、昨年8月から同ファンドの運用を担当。コロナショックで一時的な下落はあったが年初来のリターンは5%弱と良好なパフォーマンスを維持している。

ランキングに入ったファンドの年初来リターンは、マイナス30%超から2ケタのプラスまでばらつきが大きい。急ピッチな株価回復で割高感を指摘する声も出ており、価格変動リスクが依然として高いことには注意したい。

(QUICK資産運用研究所 石井輝尚)

投信コラムをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム