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八ツ橋訴訟、「井筒」敗訴 「聖護院」の創業年表示で

京都銘菓八ツ橋の老舗「聖護院八ッ橋総本店」(京都市)が、商品やパンフレットなどに元禄2(1689)年創業をうたうのは事実と異なるとして、ライバル社の老舗「井筒八ッ橋本舗」(同)が表示の差し止めと600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は10日、請求を棄却した。

「創業元禄二年」と書かれた聖護院八ッ橋総本店ののれん(京都市)=共同

久留島群一裁判長は判決理由で、創業年の根拠として、近世箏曲の開祖である八橋検校を由来とする聖護院の説は「全てにわたり誤りであるという確実な証拠はない」と指摘。消費者にとっては「江戸時代に創業したとの認識をもたらす程度」とし、表示が商品選択を左右するとまではいえないと結論付けた。

文化2(1805)年創業の井筒側は、八ツ橋がいつから作られ始めたかを記録した文献はないのに、聖護院が最初に創作したかのような誤認を生じさせ、公正な競争が阻害されると主張していた。

井筒八ッ橋本舗の津田佐兵衛オーナー(96)は判決後に記者会見し「伝統ある店は正しい創立年を必ず表示している」と批判、代理人弁護士は控訴を検討するとした。聖護院八ッ橋総本店は「適切に判断された結果だ」とコメントした。

八ツ橋の由来を巡っては、八橋検校の琴の形状をかたどったものなど諸説あるとされる。〔共同〕

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