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川崎富作氏が死去 「川崎病」の発見者

2020/6/10 17:54 (2020/6/10 18:32更新)
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原因不明の子どもの病気「川崎病」を発見した小児科医の川崎富作(かわさき・とみさく)氏が6月5日、老衰のため東京都内の病院で死去した。95歳だった。連絡先は名誉理事長を務めた日本川崎病研究センター。お別れの会を行うが日取りなどは未定。

東京都出身。1948年に千葉医科大付属医学専門部(現千葉大医学部)を卒業後、東京都の日本赤十字社中央病院(現日赤医療センター)小児科に勤務した。

61年、発熱や発疹などを特徴とする見慣れない病気の存在に気付き、67年に50例をまとめて未知の疾患「急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」とする論文を発表した。その後、「川崎病」として国際的にも定着した。

90年に日赤医療センターを退職後、川崎病研究情報センター(現日本川崎病研究センター)所長に就任し、理事長、名誉理事長を務めた。91年に日本学士院賞。

川崎病の原因はウイルスや細菌とする説もあるが、決定的な証拠がなくいまだに不明。治療法はほぼ確立したものの、効かない場合や心臓に後遺症が出ることがある。

欧米では新型コロナウイルスに感染した子どもで川崎病に似た症状が報告されている。世界保健機関(WHO)は症状と新型コロナとの関連を探る調査を強化する方針を示している。

ただ、日本川崎病学会は「国内では欧米のような川崎病類似の重症例や、川崎病と新型コロナ感染症の合併例は確認されていない」とする声明を発表している。

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