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デル、処理能力高いPC発売 新型コロナで需要拡大

パソコン大手のデルは10日、高い処理能力を持つパソコンであるワークステーションの新製品を発表した。17インチのディスプレーを搭載しながら重量を2.13キログラムに抑えたのが特徴。人工知能(AI)や仮想現実(VR)技術などの普及で、処理能力の高いパソコンの需要は拡大している。新型コロナウイルスによるテレワークの拡大も「追い風」となっている。

デルのクライアント製品本部の三井唯史本部長はオンラインでワークステーション事業について説明した

「映像やメディアに加え、建設業など新たな顧客も増えている」。オンラインで開いた新製品発表会で、クライアント製品本部の三井唯史本部長はこう強調した。テレワーク需要は急速に拡大し、高い処理能力が求められるコンピューターもモバイル型の引き合いが強くなっている。同社は法人向けモバイルワークステーションの1~3月期の国内出荷が前年同期よりも32.4%増えた。

デルが発表したモバイルワークステーションの新製品「Dell Precision 5750」

今回発売するのは「New Precision 3550 モバイル ワークステーション」など6機種。特に力を入れるのは17インチディスプレーを搭載した「New Precision 5750 モバイル ワークステーション」だ。価格は税別34万9千980円(送料込み)から。

クライアント製品本部の湊真吾シニアアドバイザーによれば「17型のモバイルワークステーションとして世界最小だ」という。ディスプレーの画面占有率は94%と大きい。部品の小型化やフレームレス化で小型化と軽量化を両立させた。

デルはワークステーションの世界シェア首位とされる。ノートパソコンより高性能なワークステーションは映像を扱うクリエーターや拡張現実(AR)アプリを使う建設業など、様々な業種で使われている。三井本部長は「高負荷のコンピューター市場はますます伸びていく」と述べた。

コロナは世界のパソコン供給体制に打撃を与えた。三井本部長は「ゴールデンウイーク(GW)前後はパソコンが手に入りにくいという声があった」と語った。一方で「デルはグローバルの供給体制があり、現在は通常通りだ」と強調した。

(河端里咲)

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