富山の鉄道・バスのフリーきっぷ、半額で県民に販売
富山県は10日、県内の公共交通機関を半額で利用できる県民向けの「観光交通スーパーチケットキャンペーン」を始めると発表した。運転免許証などで県在住者であることを示せば、鉄道や観光バスのフリーきっぷなどを半額で購入できる。19日から10月31日まで実施する。新型コロナウイルスの感染拡大で滞る往来を活性化する。

通常価格2600円の富山地方鉄道(富山市)の鉄道線・市内電車1日フリーきっぷの場合、1300円で購入できる。2500円の加越能バス(高岡市)の世界遺産バス・五箇山フリーきっぷは1250円になる。あいの風とやま鉄道(富山市)と万葉線(高岡市)もキャンペーンの対象になる。県は通常価格の4割を補助し、事業者が残りの1割を割り引く。
県内では5月15日から順次、移動の自粛や休業要請が緩和されてきた。ただ、主要エリアの往来は新型コロナの流行前を下回る。総合交通政策室の担当者は「かなりお得になる。積極的に活用してもらいたい」と話す。
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