
米人種問題、コロナで増幅 黒人投票率が大統領選左右
分断のアメリカ 噴き出した矛盾(上)
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新型コロナウイルスの打撃から回復の道を模索する米国。経済活動の正常化を前に起きた黒人暴行死事件をきっかけに、米国社会に積み重なった人種や価値観を巡る断層や矛盾が一斉に噴き出した。不満の爆発による衝突の連鎖は、11月に迫る大統領選の構図を塗り替えるパワーを秘める。
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日経電子版の「アメリカ大統領選挙2020」はアメリカ大統領選挙のニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。