人事がみる大学イメージ、北海道・東北も国立大上位
採用した学生から評価 日経・日経HR調査

大学
2020/6/9 19:00
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1位の北海道大学は「行動力」や「対人力」で高い評価を得た

1位の北海道大学は「行動力」や「対人力」で高い評価を得た

日本経済新聞社と就職・転職支援の日経HRがまとめた企業の人事担当者による大学のイメージ調査によると、全国の総合ランキングで北海道大学が1位だった。北海道・東北地域では1位の北大に続き、2位から5位に東北大学や岩手大学など東北地方の国立大学が並んだ。

2018年4月~20年3月にかけ、全上場企業と一部有力未上場企業4814社に調査した。各大学出身の学生のイメージを「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」の4つの側面で評価してもらったところ、北大は「行動力」「対人力」で1位、「独創性」で2位だった。

北大は近年、問題解決能力を養う学生の育成に力を入れてきた。13年度から開設した特別プログラムの「新渡戸カレッジ」には大手広告代理店や総合商社などで働くOB、OGらを講師として招き、社会課題の解決方法などを学んでいる。

毎年200人程度の学生が参加し、実践的な能力が身につけられる点などが好評だ。北大の長谷川晃・副学長は「今後も国内外で活躍できる力に富んだ人材を育成していきたい」と意欲的だ。

2位から5位には東北の国立大がずらりと並んだ。2位の東北大は「研究第一」の下で、理系分野を中心に高度な研究環境が整えられており「知力」や「独創性」のポイントが高かった。岩手大、秋田大学、山形大学は「行動力」で高い評価が目立っている。

東北大は18年に30年を見据えた中長期ビジョンを策定し、教育課程などの改革を進めている。既存の学部・学科にとらわれないカリキュラム構成を目指しており、社会課題解決に対して企業などとの連携を強めている。

調査概要 全上場企業と一部有力未上場企業4814社に、2018年4月~20年3月の2年間で新卒社員として採用実績のある大学を人数の多い順に10校まで挙げてもらい、「学生のイメージ」と「大学の取り組みへのイメージ」の2つを聞いた。調査は日経リサーチを通じて20年2月17日~3月19日に実施した。有効回答数は805社だった。
ランキングの集計方法 学生のイメージ12項目、大学の取り組みへのイメージ7項目について、採用実績のある大学がイメージに合うかどうか6段階評価してもらった。得点は非常に当てはまる10点、当てはまる8点、やや当てはまる6点、あまり当てはまらない4点、当てはまらない2点、全く当てはまらない0点として集計した。20年と19年実施の調査を合算して集計した。学生イメージの集計では、項目ごとに獲得した点数に対して、2年間の入社人数を重みとした加重平均値を「得点」として算出。全項目を「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」の4つの側面に分けて、それぞれの平均値を出した。総合ランキングはこの4つの得点を単純合算した。大学の取り組みイメージも同様に加重平均値を「得点」とした。
ランキングの対象 採用実績の多い順に挙げてもらった10校を回答数の多い順に並べ、回答数が一定水準以上に達した156校。

調査の詳細は3日発売のムック『価値ある大学2021年版』(日経HR)でまとめています。

価値ある大学2021年版 ~就職力ランキング~

著者 : 日経HR編集部
出版 : 日経HR
価格 : ¥1,100(税込み)

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