マルエツ、店の混雑度ネットで Tカードのデータ活用
マルエツとTポイントを運営するTポイント・ジャパン(東京・渋谷)はこのほど、店舗の混雑状況の目安をネットで確認できる無料のサービスを始めた。マルエツ利用客の8割が使うというTカードのデータを分析し、店舗の混雑度グラフをウェブサイトなどで公開する。利用者に混雑する時間帯を避ける形での買い物を促し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ。

一週間前にレジで使われたTカードのデータから、店舗や曜日、1時間ごとの混み具合の目安をグラフで示す。顧客は利用する店名を専用ページで検索して使う。両社それぞれのホームページとスマートフォン向けアプリの計4媒体で公開する。マルエツやマルエツプチ、リンコスなどグループ店舗を含めたデータを提供する。
マルエツは首都圏を中心に301店舗を展開する。Tカードは2012年11月から順次導入し、13年2月には全店舗で利用可能になった。混雑度データはリアルタイムの情報ではないので「目安として使ってほしい」(マルエツ)という。
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