富士通社長「日本でもDX加速」 世界デジタルサミット

デジタルサミット
2020/6/9 11:11 (2020/6/9 11:48更新)
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次世代通信規格「5G」などデジタル技術の革新について議論する「世界デジタルサミット2020」(日本経済新聞社主催)が9日、2日目の討議に入った。テーマは「5G and NEXT」。世界で普及が進む5Gを人工知能(AI)やクラウドなどのデジタル技術と組み合わせて、社会でどう利用していくかを国内外の有力企業の経営者らが議論する。

富士通の時田隆仁社長は「テレワークの導入で話題になった"日本のハンコ文化"は見直しが進んでいる」と述べた。「遠隔医療や遠隔授業の分野でも海外と比較して日本の取り組みが遅れているとの指摘がある」と話し、「日本でもデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速すると思う」と発言した。

また「人がAIを信頼するには、説明可能なAIであることが必要だ。AIの推論の根拠と理由を明確にすることが求められる」とも指摘した。

時田社長は「当社にも人々の生活やビジネスを守る従業員がいる」と話し、新型コロナウイルス対策の取り組みを紹介した。スペインの臨時の医療施設に必要なIT(情報技術)システムを7時間で構築した事例などを挙げた。

信頼が確立されたデジタル社会では新しい暮らしや働き方が可能になり、その実現に必要な技術は「5Gの導入が本格化する時期に出そろう」とみる。特に自動車などのモビリティー分野では、飛躍的な発達がみられると力を込めた。

米ヴイエムウェアのシェカール・アヤール上席副社長は新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークなどの需要が高まり、「5Gの通信インフラの重要性が非常に高まった」と指摘した。「クラウド技術の変革に5Gが加わり、ITサービスがより素早く、安全に提供できるようになる」と語った。

米ドルビーラボラトリーズのジョン・クーリング上級副社長は「5Gにより、高品質の動画を広いエリアに提供できるようになった」と発言。「利用者が求める高い音質、画質を提供するためには高い技術力があるパートナーの存在が重要になる」とも述べた。

午後にはフィンランド・ノキアのリスト・シラスマ前会長らが講演する。

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