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院内感染の看護師労災認定 勤務病院でクラスター

新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した東京都中野区の中野江古田病院に勤務し、自身も感染した女性看護師について、新宿労働基準監督署(新宿区)が労災認定したことが9日までに分かった。女性代理人の川人博弁護士がウェブ上で記者会見し明らかにした。認定は4日付。

女性は4月29日に感染が確認され、5月15日に労災申請した。約3週間での認定に川人弁護士は「迅速だった」と評価。一方、女性の母親も感染しており「家族の補償の在り方も社会的議論が必要だ」と指摘した。

川人弁護士らによると、病院では4月中旬、入院患者や医師、看護師ら90人を超える感染者が確認された。女性は4月19日の夜勤明けに発熱や下痢を発症、PCR検査の結果、陽性と確認された。5月に約20日間入院。退院後も呼吸が苦しい状態が続き、勤務できていない。

川人弁護士と共に会見に臨んだ女性は「患者のせきを正面から浴びることもあった。手袋とマスクのみで感染しないはずはないと思っていた」と話した。発症後、検査まで9日、入院まで20日かかったことに「とてもつらい日々だった。すぐに受診できる体制を整えてほしい」と要望した。

また、病院から労災に関して説明がなく「弁護士に教えてもらうまで労災手続きを知らなかった。医療従事者が一人でも多く補償を受けられるよう望む」と話した。

医療従事者の新型コロナ感染を巡り厚生労働省は、業務外で感染したことが明確な場合を除き、原則として労災認定するとの方針を示している。

中野区によると、病院ではこれまでに患者や医師ら計107人の感染が明らかになっている。〔共同〕

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