「教員給与見直しも」 文科相、新型コロナの負担増大で
萩生田光一文部科学相は8日、都内で講演し、新型コロナウイルス対策で学校側の負担が大きくなっていることにふれ「給与体系なども含めた仕組みを考えないといけない」と述べた。家庭学習の支援や補習などで勤務時間が増えており「とても過酷な環境で、志望者が減っているのも事実。働き方を変えなければならない」と語った。
文科省は2020年度第2次補正予算案で、学校の負担軽減策として教員3千人超の増員を盛り込んだ。萩生田氏は「先生という職業の魅力を高める環境をつくりたい」と強調。課外活動に取り組む教員への手当が必要とする考えも示した。
政府・自民党が検討した「9月入学」については「国全体として課題を整理するため、一定の期間をかけ何らかの会議体で検討すべきだ」とした。