ユニプレス、19年ぶり最終赤字 20年3月期39億円
ユニプレスが8日発表した2020年3月期の連結決算は、最終損益が39億円の赤字(前の期は128億円の黒字)だった。最終損益が赤字になるのは19年ぶり。主要取引先である日産自動車の減産の影響で国内や米国で販売が減少。新車部品の生産立ち上げのための準備費用も重荷となった。
売上高は前の期比10%減の2956億円、営業利益は84%減の33億円だった。欧州や中国などの海外子会社は12月期決算で、新型コロナウイルスの感染が広がった1~3月の収益状況は反映されていない。
新型コロナが事業に与える影響を見通すことは困難だとして、21年3月期の業績予想は「未定」とした。