IGRの前期、5249万円の最終赤字

2020/6/8 18:52
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岩手県などの第三セクター、IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)は8日、2020年3月期の単独最終損益が5249万円の赤字となったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で3月の利用客が落ち込んだが、JR貨物などからの線路利用収入増により、赤字幅は3月に業績見通しで示した7118万円よりも縮小した。最終赤字は2期ぶり。

前期の業績について、質問に答える浅沼社長

浅沼康揮社長は「(19年秋の)台風19号による運休や新型コロナの影響もあり、旅客運輸収入が減収となった」と説明。旅客収入が減少傾向にあることや鉄道設備の老朽化による修理の増加が見込まれることを挙げて今期も厳しい経営が続くとの見方を示したが、業績見通しについては「コロナの影響が見通せない」として、言及を避けた。

前期の営業収入は44億円で、前の期に比べて3899万円増。コロナで3月の定期外の運輸収入が前年同月の65%まで減少した一方、線路使用料収入や関連商品の売り上げ増などが落ち込みを補った。

一方で営業費も老朽設備の修理や運賃改定に伴うシステム改修などにより、前の期比4040万円増加した。このため、営業損益は9827万円の赤字となり、経常損益も9267万円の赤字で、いずれも4期連続の赤字となった。

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