元日興証券社員に有罪判決 インサイダー取引、大阪

社会・くらし
2020/6/8 18:51
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公表前のTOB(株式公開買い付け)の情報を知人に伝えインサイダー取引に関与したとして、金融商品取引法違反の罪に問われたSMBC日興証券の元社員、鈴木直也被告(32)に対し、大阪地裁は8日、懲役2年、罰金200万円、執行猶予3年(求刑懲役2年、罰金200万円)の判決を言い渡した。

弁護側はTOBの実施を「知識と推論で可能性が高いと判断した」と無罪を主張したが、渡部市郎裁判長は判決理由で、同僚の通話内容を聞き取ったり内部資料を閲覧したりして関係する会社名を知ったと判断。「証券市場の公正性、健全性を損なわせ、信頼を揺るがす悪質なものだ」と指摘した。

判決によると、鈴木被告は知人男性=同罪で有罪確定=に利益を得させる目的で2016年7月27日ごろ、オフィス家具大手イトーキが子会社ダルトンにTOBを実施するとの情報を電話で伝えた。知人は同7~8月、ダルトン株計29万6千株を約5326万円で買い付けた。〔共同〕

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