九州の外食、コロナで構造改革 ジョイフルやロイヤルHD

2020/6/8 17:49
保存
共有
印刷
その他

九州の外食大手が新型コロナウイルスの影響で構造改革を迫られている。ファミリーレストランのジョイフルは収益改善が見込めない直営200店程度を7月以降、順次閉鎖すると8日に発表。ロイヤルホールディングス(HD)も2021年末までに70程度の不採算店の閉鎖を計画している。いずれも売り上げ減に苦慮しており、店舗網見直しで財務基盤を強化する。

福岡市内のジョイフルの店舗

ジョイフルは直営店の約3割を閉める計算。対象店舗は今後精査するが社員の雇用は維持する。主力の「ジョイフル」は既存店売り上げが1月と2月に前年同月を上回っていたが、3月16%減、4月55%減、5月53%減と急速に落ち込んだ。国吉康信専務は「自然災害を含め、こうした事態が二度と起きないとはいえない」と説明。「経営のリスク耐性を高めるべきだと判断した」と話す。

同社は1976年設立で、値ごろ感のあるメニューが特徴。フランチャイズチェーン(FC)店を含めて全国に約770店を展開している。うち5割が九州・沖縄地区に、関東地区や中部地区、中国地区にもそれぞれ約1割ずつがある。

ファミレス「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルHDは20年1~6月期の連結業績で売上高が前年同期比43%減の390億円、営業損益で138億円の赤字を見込む。閉鎖対象は同社が運営する飲食店の約1割にあたる。持ち帰り弁当店「ほっともっと」などを展開するプレナスも、定食店「やよい軒」の5月の売り上げは5割弱減っている。

ある飲食店の担当者は家族を対象にした店舗の売り上げの回復が遅いと明かす。「従来は土日に親子で訪れる客が多かったが、いまは子供連れでの外食を自粛する家庭が多いのではないか。回復は早くても8月以降だろう」と予測している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]