東京・千代田区長、百条委撤回求める
東京都千代田区の石川雅己区長が区の総合設計制度などの運用を巡って開催が予定されている「百条委員会」の撤回を求めていることが8日、分かった。石川氏は同日の区議会で、百条委についての意見書を弁護士とともに議長に提出したことを明らかにした。百条委開催の前提である同制度などの調査に関する区議会決議の撤回を求める内容だ。

提出は4日付で、9日までの回答を求めている。区議会は地方自治法100条に基づく調査権限を付与した企画総務委員会(百条委)を16日に開く予定にしている。石川氏がマンションの中で一般販売されないことが多い「事業協力者住戸」を家族と所有していることと、同制度との関係などについて石川氏などを証人尋問することにしている。
石川氏は8日の区議会で、「しっかりと事実関係を確認し、対外的に説明をしていきたい」とも述べた。