みらかHD、新型コロナ抗原検査を装置で高精度に

2020/6/8 14:09
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みらかホールディングス子会社の富士レビオ(東京・新宿)は8日、新型コロナウイルスの感染の有無を判定する抗原検査で、自動検査装置で判定する試薬の製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。5月中旬に発売した使い捨てタイプに比べて検査精度が高まる。月内にも承認される見通しで、承認後すみやかに発売する。

試薬は鼻の奥の粘液から約25分で新型コロナの感染の有無を判定する。ウイルスに特有のたんぱく質「抗原」とそれを捉える「抗体」の結合を試薬で光らせて検出する仕組みだ。

富士レビオの自動検査装置「ルミパルス」と組み合わせて使う。装置は肝炎や腫瘍マーカーなどの検査に使われ、中規模病院など国内に数百台が設置されている。1台の装置で1時間に60~120人分を検査できる。

抗原検査はPCR検査に比べて精度に劣るが、短時間で簡単に検査できる利点がある。今回の装置を使う抗原検査も精度ではPCR検査に及ばないとみられるが、使い捨てタイプよりもウイルスの検出感度や検査の効率が向上する。装置を持つ医療機関にとっては選択肢が増える。承認を取得次第、富士レビオの神奈川県相模原市の工場で量産。供給量は今後検討するとしている。

富士レビオは使い捨てタイプの製造販売承認を5月13日に取得。山口県宇部市の工場で週20万検査分を生産している。使い捨てタイプは東芝日立製作所が協力して12月までに新工場を稼働させ、生産能力を週40万検査分以上に高める計画だ。

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