富田林逃走の被告、強盗致傷罪を否認 裁判員裁判

社会・くらし
2020/6/8 11:52
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大阪地裁堺支部

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大阪府警富田林署で2018年8月、面会室のアクリル板を壊して逃走し、加重逃走罪について有罪の部分判決を言い渡された樋田淳也被告(32)の強盗致傷罪などを審理する裁判員裁判の初公判が8日、大阪地裁堺支部(安永武央裁判長)で開かれた。同被告は「私ではありません」と述べ、起訴内容を否認した。弁護側も無罪を主張した。

樋田被告は21事件で起訴され、このうち18件が裁判官だけによる区分審理の対象となった。大阪地裁堺支部は5月、加重逃走罪を含む17件を有罪とした。裁判員裁判では逃走前の強盗致傷罪など3件を審理し、7月3日に全体の量刑を含めた判決を言い渡す予定だ。

樋田淳也被告=大阪府警提供

樋田淳也被告=大阪府警提供

冒頭陳述で検察側は、強盗致傷事件で樋田被告のズボンに付着していた血痕と、被害者の女性のDNAが一致したと説明した。一方、弁護側は「第三者が血液を入手して付着させた可能性がある」となどと主張した。

起訴状によると、18年5月、大阪府富田林市の路上で、20代の女性が乗っていた自転車をつかみ倒して刃物を突きつけ、「動くな、殺すぞ」と脅迫。両手に傷を負わせるなどしたとされる。

区分審理では、樋田被告の弁護側が「逃走は認めるが、面会室のアクリル板は第三者が壊した」と主張し、加重逃走罪の成立を争った。大阪地裁堺支部は部分判決で「初対面の第三者が被告人を助けたというのは荒唐無稽の供述」と指摘し、同被告がアクリル板を壊して逃げたと認定した。

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