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NY原油一時40ドル台 3カ月ぶり 減産延長で

2020/6/8 8:02
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ニューヨーク市場の原油先物が日本時間8日朝の電子取引で前週末から1%ほど値上がりし、一時約3カ月ぶりに1バレル40ドル台に乗せた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国からなる「OPECプラス」が日量970万バレル前後の大規模減産を7月末まで1カ月延長することを決定。需給バランスの改善が意識された。

米原油先物が40ドル台を付けたのは、OPECプラスの減産協議が決裂して原油相場が急落する直前の3月6日以来となる。世界供給の1割に相当する大幅減産が5月に始まって以降、1カ月余りで価格は2倍以上に上昇した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた移動制限が各国で緩和され、経済活動の再開も進んで石油需要が徐々に持ち直している。大規模減産の継続で在庫の増加ペースも弱まっているとみられる。英調査会社ウッドマッケンジーのアンルイーズ・ヒットル氏は「世界の原油在庫は7~9月の間に減少に向かう」と指摘する。

NY原油は40ドルを上回った後は、上値が重くなる場面も目立っている。世界では感染第2波への警戒が強まっており、需要の本格回復はなお見通せない。価格が上向けば米国のシェールオイルの生産が再び増え、需給が緩和に転じる可能性もある。OPEC内ではイラクやナイジェリアの減産の不徹底が問題視されており、産油国の結束が綻ぶリスクも消えていない。

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