米デモ継続も警戒緩む NYやシカゴ、「外出禁止」撤回

2020/6/8 6:41 (2020/6/8 7:05更新)
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ニューヨーク市内では7日も抗議活動が続いたがおおむね平和裏に実施された=ロイター

ニューヨーク市内では7日も抗議活動が続いたがおおむね平和裏に実施された=ロイター

ミネソタ州での白人警察官による暴行で黒人男性が死亡した事件を巡る抗議活動は7日も全米各地で続いた。おおむね平和裏に実施されており、ニューヨーク市やシカゴ市などは7日、同日以降の夜間外出禁止令の解除に動いた。トランプ米大統領は同日、首都ワシントンに展開していた州兵(ナショナルガード)の撤収を命じた。

米CNNによると、約5千人の州兵はホワイトハウス周辺での6日の大規模集会に備えていた。トランプ氏は7日朝、ツイッターに「今や完全に制御されている。州兵は撤収するが、必要ならばすぐに戻る。昨夜の抗議デモは予想よりはるかに少なかった」と投稿した。

首都ワシントンでは州兵の撤収が命じられた=ロイター

首都ワシントンでは州兵の撤収が命じられた=ロイター

ニューヨーク市では6日、デモでの逮捕者は4人にとどまった。ここ5日間は重大な物的損害はおきていないという。同市は1日に夜間の外出禁止令を発令。当初は7日夜まで続ける計画だったが、1日前倒しされた。

イリノイ州シカゴやペンシルベニア州フィラデルフィアでも夜間の外出禁止令が解除された。

米国では新型コロナウイルスで停止していた経済活動の再開が本格化する局面に抗議デモの拡大が重なった。州兵による警戒態勢や夜間外出禁止令が長期化すれば、経済再開にも悪影響を及ぼすと懸念されていた。ニューヨーク市でも8日から建設や製造業、一部の小売業などが予定通り再開する見通しだ。

抗議活動は、ミネソタ州での5月25日の黒人男性の暴行死事件を受けて始まった。首都ワシントンと全50州に拡大し、一部では暴徒化して、店舗での略奪行為などが発生していた。(メキシコシティ=宮本英威)

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