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米大規模デモ、収束見えず トランプ氏発言に批判

米国で白人警官による黒人暴行死への抗議活動が止まらない。黒人男性のジョージ・フロイドさんが殺害されてから2度目の週末となった6日は全米各地でデモが計画されており、首都ワシントンでは最大規模となる見通し。トランプ米大統領は米国の雇用改善を受け、フロイドさんにとっても「素晴らしい日だ」と発言。全米で続く抗議の声とは反対の状況認識に、非難が噴出している。

黒人暴行死事件が起きた米中西部ミネソタ州ミネアポリス市で5月26日に始まった抗議デモは全50州に広がった。6日も12日連続となる大規模デモが予定されており、首都ワシントンでは数千~数万人の参加が見込まれる。リンカーン記念堂周辺では6日朝から、迷彩服姿の兵士らが警戒にあたっていた。

各州は大規模デモに備え、州知事の指揮下にある州兵を増員。デモ参加者の暴徒化を防ぐため、交通規制などの警備態勢を強化している。米メディアによると逮捕者は全米で1万人を突破した。

トランプ氏は5日の記者会見で、5月の米国の就業者数がプラスに転じた雇用統計を踏まえ、フロイドさんに言及し「ジョージにも、皆にとっても最高の日だ」と述べた。経済回復の誇示に犠牲者を絡めた発言に、バイデン前副大統領は「卑劣」と批判した。

カナダのトルドー首相は5日、オタワで行われた抗議活動に参加し、地面に片膝をついた。人種差別への抗議の意思を示す象徴的な行為で、デモへの共感を示した。

連邦軍投入も辞さない構えのトランプ氏は5日の記者会見でも「街頭を制圧する」と強硬姿勢を崩さなかった。「我々には素晴らしい軍隊と州兵がいる」とも強調し、軍投入の選択肢を完全に排除していない。「人種差別解消」を訴えるデモ参加者との溝は深い。

米国防総省は5日、デモ混乱に備えてワシントン近郊に動員している軍部隊のうち、憲兵隊をニューヨーク州の基地に帰還させる方針を示した。

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