警官暴行で市民死亡 メキシコでも抗議デモが暴徒化

2020/6/6 6:44 (2020/6/6 8:00更新)
保存
共有
印刷
その他

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコで、5月に警官による暴行で亡くなったとされる若者の事件への反発が広がっている。中部ハリスコ州グアダラハラで4日、事件に抗議するデモが行われた。州政府の庁舎周辺に集まった人々が暴徒化し、パトカー2台に火をつけた。少なくとも5人の警察官が負傷し、28人が逮捕された。

ハリスコ州の政府庁舎で抗議する人々(4日、中部ハリスコ州グアダラハラ)=ロイター

地元メディアによると、建設作業員のジョバンニ・ロペスさんは5月4日、マスクをしないで外出していたところを警察官に捕まった。翌日、拘置所から病院に運ばれる途中で亡くなった。30歳だった。グアダラハラ近郊でおきたこの事件では、3人の警察官が逮捕された。

1カ月前の事件がメキシコで注目を集めるのは、米国で白人警官の暴行で黒人男性が死亡した事件を巡り、抗議集会やデモが活発化したのに刺激を受けたためだ。同州出身の映画監督ギレルモ・デル・トロ氏がツイッターで抗議活動への支持を表明し、デモの参加者が膨らんだ。

首都メキシコシティでは5日、米国での黒人の死亡事件に抗議する一団が、中心部にある在メキシコ米国大使館に押し寄せた。石や発煙筒とみられるものを大使館内に投げ込んだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]