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高検が15年ぶり証拠開示 名張毒ぶどう酒事件

三重県名張市で1961年、懇親会で出されたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」の第10次再審請求の異議審で、名古屋高検が今年3月、懇親会参加者の供述調書9通を開示していたことが分かった。奥西勝元死刑囚の弁護団が5日、明らかにした。弁護団によると証拠開示は約15年ぶり。

鈴木泉弁護団長は会見で「奥西さんに有利な証拠を検察側が意図的に隠していた」と主張。弁護団は5月11日と6月5日に、「他にも証拠がある可能性があり、調査が必要」などとする補充書を名古屋高裁に提出した。

奥西元死刑囚は64年、津地裁で無罪判決を受けたが、69年に名古屋高裁は死刑とし、72年に確定した。2005年の第7次請求で高裁は再審開始を認めたが、その後取り消した。奥西元死刑囚は15年に病死し、妹の岡美代子さん(90)が第10次再審請求を申し立てた。〔共同〕

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