印リライアンス、アブダビ系ファンドから1300億円調達

2020/6/5 14:35
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インド大手財閥リライアンス・インダストリーズ(RIL)は5日、アブダビ政府系ファンド、ムバダラ・インベストメントから909億ルピー(約1300億円)を調達すると発表した。ムバダラはRILの通信子会社に1.85%出資する。RILはネット通販などデジタル関連で事業の幅を広げる計画で、ムバダラはRILの成長余地が大きいと判断した。

リライアンス傘下のジオはインド通信最大手(ムンバイ)=小林健撮影

RIL傘下の通信持ち株会社でインド通信最大手のジオ・プラットフォームズが出資を受け入れる。ジオは4月に米フェイスブックから57億ドル(約6100億円)の出資を受け入れたばかり。

ジオは2016年秋に携帯通信事業に参入した。通話料金を原則無料とし、データ利用料も競合より安い設定にして急ピッチで契約者を獲得した。3年あまりで契約者数が4億人に迫り、同国首位に成長した。

RILはジオの顧客基盤と傘下の小売業を連携させて、食料品を中心とするネット通販にも参入した。今後も通信技術や顧客基盤を生かした事業拡大に乗り出すとみられる。

ムバダラの投資先は製造業から素材、医薬品、再生可能エネルギーと幅広いが、特にICT(情報通信技術)分野への投資に力を入れている。

RILはもともと繊維や石油関連が主力で、法人向け事業が中心だった。近年、スーパーマーケットなど小売業や携帯通信にも進出し、消費者向けの分野が収益の柱に育ってきている。

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