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みらかHD、抗原検査キット新工場 東芝・日立が協力

みらかホールディングス(HD)は5日、新型コロナウイルス感染の有無を迅速診断できる「抗原検査キット」の新たな生産拠点を北海道旭川市に設けると正式に発表した。東芝日立製作所が協力し、12月までに稼働する。感染の再拡大に備え、現在の週20万検査分の生産能力を週40万検査分以上へと倍増させる。設備投資額は数十億円規模になる見通しだ。

みらかHDは子会社の富士レビオ(東京・新宿)が手掛ける抗原検査キットについて、5月13日に厚生労働省から製造販売承認を取得。現在は富士レビオの山口県宇部市の工場で週20万検査分を生産している。

現状で同キットの国内唯一のメーカーであることから、幅広い製造技術のノウハウを持つ東芝や日立の協力を仰いで短期間に供給能力を高める。生産拠点を2カ所とすることで安定した供給体制も築く。

新拠点は東芝系で電子部品やDNAチップなどを製造する東芝ホクト電子(北海道旭川市)の旭川工場内に構築する。東芝は同工場の建屋のほか、医療関連部品の製造に関するノウハウを提供する。日立は製造設備の導入に際して、機種の選定や生産技術に関するコンサルティングで協力する。

抗原検査はウイルスに特有のたんぱく質を検出する。精度ではウイルス遺伝子を検出するPCR検査に劣るものの、感染を速やかに確認できる。陰性の確定診断にはPCR検査を組み合わせることで、検査体制の拡充につながる。

みらかHDの竹内成和社長は5月13日に開催した2020年3月期決算の説明会で「抗原検査キットは現状では数が限られ限定的な配布になるが、より広いエリアで使ってもらえるよう生産に万全を期す」としていた。

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