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死亡率増加?の論文撤回 抗マラリア薬で英医学誌

【ワシントン=共同】英医学誌ランセットは4日、新型コロナウイルス感染症に有効かどうか注目されている抗マラリア薬について、死亡率や不整脈が増加する可能性が高いと報告した論文を米国とスイスの著者らが撤回したと発表した。患者データの検証ができないことが理由。

抗マラリア薬は新型コロナに有効かどうか議論を呼んでいる=ロイター

論文は5月22日に発表されたが、分析に使われた世界約9万6千人分の患者データの信頼性に科学者らから疑義が寄せられた。データを所有する米企業が公開を拒否したため第三者による検証ができず「もはやデータの正しさを保証できない」として共著者4人のうち、この企業の創設者1人を除く3人が撤回を申し出た。

論文は抗マラリア薬のクロロキンとヒドロキシクロロキンについて言及。これらはトランプ米大統領が予防や治療に有望と推奨していたため、論文の否定的な結果を米メディアは大きく取り上げた。また世界保健機関(WHO)が一時、臨床試験を中断するなど影響が広がっていた。

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