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リビア暫定政権「首都を完全掌握」 トルコ支援受け盛り返し

【イスタンブール=木寺もも子】リビアのシラージュ暫定政権は4日、首都トリポリの周囲を完全に掌握したと宣言した。2019年4月以降、トリポリに攻勢をかけていたハフタル司令官率いる有力武装組織「リビア国民軍(LNA)」を退けたとしている。ロイター通信などが伝えた。

4日、共同記者会見するリビアのシラージュ暫定首相(左)とトルコのエルドアン大統領(アンカラ)=アナトリア通信

東部から進軍したLNAはトリポリ近郊の要衝を制圧するなどして暫定政権を追い詰めていたが、暫定政権は1月にリビア派兵を決めたトルコの軍事支援を受け、にわかに盛り返した。3日にはトリポリ南方の空港も奪還した。

シラージュ暫定首相は4日、トルコの首都アンカラを訪れて「敵の掃討を続ける」と述べ、ハフタル氏とは交渉しない考えを示した。国連は1日、暫定政権とLNAが和平協議に参加することに合意したと発表していた。

シラージュ氏との会談後、共同会見したトルコのエルドアン大統領は国連主導のリビア和平プロセスを支持するとしたうえで「リビアの正統政権への支援を強化する」と述べた。ハフタル氏の扱いを巡って和平プロセスが紛糾する可能性がある。

リビア内戦では暫定政権側にトルコやカタール、LNA側にロシア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)などがそれぞれ付き、代理戦争の様相を強めている。ハフタル氏は4日、対応を協議するためエジプトを訪れた。

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