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アルツハイマーの新薬治験 京都大、iPS研究基に

京都大は4日、特定の遺伝子変異がある家族性アルツハイマー病の進行を遅らせる治療薬候補の医師主導治験を5日に始めると発表した。候補薬はパーキンソン病の薬「ブロモクリプチン」で、アルツハイマー病患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)からつくった神経に計1258種類の既存薬を与える実験で効果が見込めることを突き止めていた。

iPS細胞を使った研究を基にした治験で、アルツハイマー病が対象になるのは初めて。

治験は京大病院など7病院で実施する。対象は「プレセニリン1」という遺伝子に変異のある軽度から中程度の患者10人。2グループに分かれ、それまでの治療は続けながらブロモクリプチンと薬効のない錠剤をそれぞれ飲んでもらい、認知機能や健康状態に違いが出るかどうか調べる。

患者は国内に数百人とされ、参加者が限られるため一般募集はしない。

京大の井上治久教授らは2017年、患者のiPS細胞からつくった神経細胞にこの薬を与えると、アルツハイマー病の原因タンパク質「アミロイドベータ」の生成が半減することを発見。これが治験につながった。

井上教授は「家族性アルツハイマー病は若年で発症することが多い過酷な病気だ。一刻も早く薬を届けたい」と話した。〔共同〕

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