代表にカトリック被爆者 長崎平和式典で誓い朗読

2020/6/4 20:39
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長崎市は4日、長崎原爆投下日の8月9日に開く平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表を選ぶ審査会を開き、長崎市のカトリック信徒で被爆者の深堀繁美さん(89)に決めた。深堀さんは市内の浦上天主堂で記者会見し「世界から争いを少しでも減らすために、体験を語りたい」と語った。

 8月9日の平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表に決まり、記者会見する深堀繁美さん(4日午後、長崎市)

深堀さんは14歳の時、爆心地から約3.4キロの造船所で学徒として作業中に被爆。きょうだい4人を亡くした。自らの被爆体験を後世に残す必要性を感じ、10年ほど前から語り部を始め、長崎を訪れる修学旅行生などに伝え継いできた。

昨年11月に来日したローマ教皇フランシスコ(83)が長崎市の爆心地公園を訪れた際は、被爆者を代表して原爆落下中心地碑にささげる花輪を教皇に手渡した。反核を訴えた教皇の演説を間近で聞き「私が思っていたことを世界に伝えてくれて、胸がいっぱいになった」という。

被爆者代表は2017年から公募制となり、今年は長崎県内外から計13人の応募があった。昨年は、英語を駆使して国内外で語り部活動を続けてきた長崎市の被爆者、山脇佳朗さん(86)が選ばれた。〔共同〕

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