全国知事会、「9月入学」検討継続を要望

2020/6/4 18:48
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全国知事会は4日、学校の始業や入学の時期を変える「9月入学」の検討を継続するよう国に求める提言をまとめた。高校教育のあり方を議論する研究会を設置することも決定。高校で9月入学を導入する場合に想定される大学受験や授業時数などの課題を検証し、知事会独自の見解をまとめる方針だ。

テレビ電話システムで同日開かれた全国知事会議で決めた。政府・与党は9月入学制の直近の導入を見送る方針だが、提言は「国民的な議論を行う土壌ができた」と指摘。「各界各層を交えた丁寧な検討を進め、その結論を得ること」を要望した。就職・採用時期の柔軟化のさらなる推進も国に求めた。

会議では9月入学について賛否が割れた。岡山県の伊原木隆太知事は「(導入を)ぜひ決断すべきだと思う。知事会としても議論すべきだ」と強調。一方で代理出席した兵庫県の金沢和夫副知事は「9月入学は国民生活全般に幅広く影響が及ぶ。関係者の意見を十分に聞いて、慎重に検討を進めるべきだ」として、導入推進派をけん制した。

会議終了後に記者会見を開いた飯泉嘉門会長(徳島県知事)は「知事会としては必ずしも9月入学導入が前提ではなく、選択肢の一つとして研究する」と述べるにとどめた。

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