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京大発のiPSベンチャー、富士フイルムなどから3億円調達

CiRAの長船教授の技術を生かし、23年の治験入りを目指す

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の長船健二教授らが創業したスタートアップのリジェネフロ(京都市)は4日、富士フイルムなど5社・団体から総額3億6千万円を調達したと発表した。iPS細胞を腎臓病の治療に生かす取り組みを進めており、今回の資金で動物実験などを段階的に実施する。2023年初めの治験入りを目指す。

第三者割当増資を実施し、富士フイルムのほか、京都大学イノベーションキャピタル、京銀リース・キャピタル、ジャフコ、国立研究開発法人科学技術振興機構が引き受けに応じた。富士フイルムとは業務提携し、米国での生産技術の開発などについて優先交渉権を付与した。

リジェネフロはヒト由来のiPS細胞から腎臓のもとになる「ネフロン前駆細胞」を効率よく作製する方法に強みを持つ。ネフロン前駆細胞をマウスの腎臓皮下に投与すると、腎臓の機能低下を抑えられるという結果を得ている。今回の資金調達では、ネフロン前駆細胞を大量に生産するシステムを構築するほか、投与するためのデバイス開発も進める。

慢性腎臓病は国内に約1300万人の患者がいるとされ、糖尿病や高血圧症など生活習慣病が原因となる場合が多い。悪化すれば腎臓の移植や人工透析をする必要があり、社会保障制度を圧迫する要因とされている。

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