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米、中国航空便の運航禁止 米社の再開認可へ圧力

(更新)

【ワシントン=鳳山太成】米運輸省は3日、中国の航空会社による米中間の定期旅客便の運航を16日から禁止すると発表した。米航空会社が計画している中国便の再開を中国政府が認めないため。実際に禁止するかは不透明だが、強力な対抗措置を通知することで、米航空会社の運航再開を認めるよう圧力をかける狙いがある。米中対立の新たな火種となりそうだ。

中国国際航空など中国の航空会社が運航する定期便を16日から禁止すると発表した。トランプ大統領の判断次第で同日よりも前に実施する可能性があると通知文に明記した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米航空会社は中国との定期便を3月12日までにすべて休止した。ユナイテッド航空とデルタ航空は6月上旬から中国便を再開するため、5月初めに中国の運輸当局に再開を申請していたが、中国側はまだ認めていない。米運輸省は米中両政府が結んだ航空便に関する協定に違反していると批判した。

運輸省によると、中国の航空会社は、新型コロナの感染が拡大した後に週325便から減便し、3月中旬には同34便としながらも中国人の帰国などのために米国便の運航を続けてきた。

米国は新型コロナの感染抑制策のため中国に過去14日間滞在した外国人の入国を禁止している。運航を止めれば米中間の人の往来が一段と厳しく制限されることになる。

米運輸省は中国当局が対応を改めれば「今回の決定を見直す準備がある」と含みを持たせている。運航禁止を打ち出して、米国勢の中国便再開を認めるよう圧力をかける狙いだ。

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