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切り花輸入額、コロナで3割減 4月 国際物流停滞

2020/6/3 21:15
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切り花の輸入が新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる。4月の輸入額は前年同月比26%減。国際物流の停滞に加え、需要の低迷も一因だ。今も航空貨物の減便は続いており、輸入の回復には時間がかかりそうだ。

貿易統計によると、4月の切り花の輸入額は前年同月比26.1%減の20億1338万円だった。バラの落ち込みが最も大きく、同67.9%減った。カーネーション8.4%減、ラン25.9%減、キク29.2%減と軒並み減少している。

農林水産省によると、日本が輸入するバラの4割がケニア産。ケニアは世界的にも有数のバラの産地で、切り花輸出の8割をバラが占める。

ただ現在は、日本貿易振興機構(ジェトロ)ナイロビ事務所の久保唯香氏によると「3月下旬以降、国際線の運航停止などで貨物の輸送スペースが減っている。輸送費も上がり、買い手が輸入を敬遠している」という。

カーネーションはコロンビアからの輸入が7割を占める。これも「国際航空便の減便で入荷量はかなり減っている」(切り花輸入専門商社クラシック=東京・千代田=の西尾義彦会長)。

新型コロナで冠婚葬祭が減ったところに小売店の臨時休業が重なり、切り花の国内需要は大幅に減少している。4月の卸価格は前年同月比3~5割安。緊急事態宣言の解除で卸価格は徐々に上がっているが、前年と同水準までは戻っていない。

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