トクヤマ、先端材料の開発拠点 山口県柳井市に

2020/6/3 19:49
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トクヤマは3日、山口県柳井市での「先進技術事業化センター」の開設について県、市と進出協定を結んだ。7月に着工し、2021年4月に操業を開始する。製造設備を中心に当初は約30億円を投資し、操業開始時の従業員数は50人程度を予定している。

トクヤマの横田浩社長(中)はウェブ会議方式で山口県、柳井市と進出協定を結んだ。

トクヤマが本格生産に乗り出す窒化ケイ素

事業化センターは、新明和工業が柳井市中心部に持つ遊休地と建屋の一部を賃借して開設する。

トクヤマは半導体などの放熱材料を成長の柱に位置づけ、「窒化アルミニウム」では世界で7割のシェアを持つ。事業化センターでは、電気自動車や風力発電などに搭載される「パワー半導体」向けに、強度や熱伝導性が高い「窒化ケイ素」の粉末とセラミックス板の量産化設備を設置。来年夏から実証試験を実施した後、生産を始める。

20年代半ば以降、電気自動車向けの需要が本格的に立ち上がれば、製造設備を拡大し、従業員を100人以上に増やすことも想定している。

事業化センターを設置する新明和工業の土地は10.2万平方メートル、建屋は2.3万平方メートルある。以前は同社が立体駐車場などを生産していたが、2002年に操業を休止して以降、利用されていなかった。

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