ユニクロ、東京・原宿に8年ぶり出店へ

2020/6/3 15:40
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「原宿は象徴的な場所」と語るユニクロの赤井田真希CEO(3日、東京都渋谷区)

「原宿は象徴的な場所」と語るユニクロの赤井田真希CEO(3日、東京都渋谷区)

ファーストリテイリング傘下のユニクロは3日、5日に開業する「ユニクロ原宿店」(東京・渋谷)の内覧会を開いた。東京・原宿への出店は8年ぶりで、「リアルとバーチャル」の融合を形にしたユニクロの実験店となる。

原宿店の売り場面積は約2000平方メートルで、JR原宿駅前の複合施設「ウィズ ハラジュク」の地下1階、地上1階部分にオープンする。

「原宿はユニクロにとって非常に象徴的な場所」。ユニクロの赤井田真希・最高経営責任者(CEO)は3日の内覧会でそう語った。1984年に広島で1号店を出店して始まったユニクロは郊外の路面店が中心で、都心部での認知度が低いことが課題だった。

そこで98年に原宿に進出すると知名度が向上、「フリース」ブームを生んだ。ユニクロが成長する原動力となった旧原宿店はその後、2012年に閉店する。

着こなしに近い商品を探せるアプリ「スタイルヒント」と連動した売り場(3日、東京都渋谷区の「ユニクロ原宿店」)

着こなしに近い商品を探せるアプリ「スタイルヒント」と連動した売り場(3日、東京都渋谷区の「ユニクロ原宿店」)

ユニクロが今回、原宿から発信するのは「リアルとバーチャル」を融合した新しい店舗のモデルだ。具体的には、兄弟ブランド「GU(ジーユー)」と共同開発したアプリ「スタイルヒント」を活用した売り場を設ける。スタイルヒントは消費者が撮影・投稿したコーディネートの画像から、気に入ったファッションに似た商品を両ブランドで探すものだ。

店内には200台を超える小型ディスプレーを設置して、コーディネートを表示。着こなしに近いユニクロの商品の陳列場所を紹介するほか、QRコードを使って通販サイトから購入することもできる。

このほか企業などとコラボしたTシャツブランド「UT」の専用売り場も設ける。原宿はポップカルチャーの中心地として若者や訪日外国人が多く訪れる。日本の漫画や文化を題材にしたTシャツなどを取りそろえ、店舗の目玉とする。

新型コロナウイルスの感染拡大で、813店あるユニクロの国内店舗のうち、一時は約4割にあたる311店が休業。実店舗の売上高は大幅に減ったが、電子商取引(EC)サイトの販売は大幅に伸びた。

コロナの影響で消費スタイルが変わりつつあるなかで、ユニクロの新提案がどこまで支持を集めるかが注目されそうだ。

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