「鬼滅」制作会社脱税疑い 運営カフェの売り上げ除外

2020/6/3 15:18
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アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」が運営するカフェ(5月、東京都中野区)

アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」が運営するカフェ(5月、東京都中野区)

法人税と消費税計約1億3900万円を脱税したとして、東京国税局査察部が法人税法違反などの疑いで、アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」(東京)と近藤光社長(50)を東京地検に告発したことが3日、関係者への取材で分かった。同社は人気漫画「鬼滅の刃」のアニメ制作を手掛けている。

同社は取材に「国税当局の指導に従って修正申告し、全額納税した。本件を契機として法令を順守し、経営の適正化に努める」とコメントした。

信用調査会社によると、同社は近年、作品が立て続けにヒットする一方、2006年ごろから飲食店事業にも進出。名古屋市や徳島市、北九州市などでカフェやレストランを展開し、作品関連のメニューやグッズが目当てのアニメファンでにぎわっているという。

関係者によると15、17、18年の各8月期までの計3年間、東京と大阪で運営するカフェなど4店で、帳簿を改ざんして売り上げから3~5割を除外し申告せず、計約4億4600万円を隠した疑いがある。

隠した金は当時の近藤社長宅の金庫に現金で保管し、同社の運転資金に充てたとみられる。19年3月の家宅捜索では、金庫から現金約3億円が見つかったもようだ。

「鬼滅の刃」は、大正時代を舞台に、家族を鬼に殺された少年が仲間と共に鬼と戦う物語。19年のアニメ化で人気に拍車が掛かった。〔共同〕

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