新作ゲーム「ヴァロラント」開始 eスポーツ化期待

2020/6/3 13:53
保存
共有
印刷
その他

中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)傘下の米ライアットゲームズ(カリフォルニア州)は2日、全世界で新作ゲーム「VALORANT(ヴァロラント)」を正式に開始した。ライアットゲームズは世界で1億人以上の競技人口を持つとされる「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」などで得たノウハウを生かし、新作タイトルでもeスポーツを盛り上げる。

キャラクターごとの特殊能力を駆使して戦う

ヴァロラントはキャラクター目線で銃撃戦をする「FPS(ファースト・パーソン・シューティング)」というジャンルのゲーム。攻撃側と防衛側に分かれ、5対5で勝敗を競う。キャラクターごとに設定された特殊能力の使い所や、ゲーム内の結果によって得られる資金でどの武器や装備を購入するかなど、単純な攻守以上の戦略性が求められるのが特徴だ。

eスポーツ黎明(れいめい)期である2000年ごろから人気のFPS「カウンターストライク」シリーズが有する戦略性や、「オーバーウォッチ」「エーペックスレジェンズ」などのキャラクターごとに特殊能力が用意されている要素を組み合わせている。パソコン向けのゲームで、ゲームのプレイ自体は無料でできる。

ライアットゲームズによると、正式公開に先行して実施されたクローズドベータ期間(開発段階で限られた利用者が参加できるテスト)では世界で1日あたり平均約300万人がヴァロラントで遊んだという。米アマゾン・ドット・コム傘下のゲーム配信プラットフォーム「Twitch(ツイッチ)」などでのクローズドベータ期間の総視聴時間は4億7千万時間に達した。

ライアットゲームズは代表作LoLで世界のeスポーツシーンをけん引する企業の1つだ。日本でも6月から吉本興業などと共同で賞金総額1千万円のeスポーツ大会を開催する。LoLやeスポーツ大会で得たノウハウを活用し、ヴァロラントでもサーバーの安定性やゲームプログラムを不正に改造する「チート」を防止するシステムを強化するなど、eスポーツとしての競技性を高めることを訴える。

既にクローズドベータ期間から国内外のプロeスポーツチームがヴァロラントでプレーする選手の募集や活動を開始している。5月24日にはツイッチでライアットゲームズ公認の日韓戦が実施された。日本でもeスポーツのタイトルとして盛り上がることが期待される。(荒沢涼輔)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]