ロヒンギャ難民、初のコロナ死者を確認
密集の難民キャンプ 感染拡大を懸念

2020/6/2 22:17
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難民キャンプで新型コロナウイルスの感染拡大の懸念が高まっている(5月、コックスバザール)=AP

難民キャンプで新型コロナウイルスの感染拡大の懸念が高まっている(5月、コックスバザール)=AP

【ヤンゴン=新田裕一】バングラデシュ政府当局者は2日、南東部コックスバザールにある難民キャンプで、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの男性(71)が新型コロナウイルスに感染して死亡したことを明らかにした。AP通信などが伝えた。ロヒンギャ難民が新型コロナで死亡した例が確認されたのは初めてで、感染拡大の懸念が広がっている。

死亡した男性は約1週間前に、感染の疑いがあるとして難民キャンプ内にある隔離施設に移っていた。5月31日に死亡し、その後の検査で陽性だと分かった。

同難民キャンプでは5月中旬に初めて感染者が確認された。AP通信によると、これまでに少なくとも難民29人の感染が判明しているという。

国連難民高等弁務官事務所は「人口密度が高く、世界でも最もリスクが高い場所の一つだ」と指摘している。家族ごとに狭い小屋で暮らし、衛生環境が悪い。援助機関が手洗い場の整備や住民向けの啓発活動などを行っている。

世界保健機関(WHO)によると、バングラデシュのコロナ感染者は1日までに4万7000人を超えた。1日あたりの感染者数も2000人前後で推移し、増加が止まっていない。

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