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「破壊望んでいない」死亡黒人の弟、デモ暴徒化に苦言

ジョージ・フロイドさんの弟は「破壊行為をしても兄は戻ってこない」と述べた(1日、ミネソタ州)=ロイター

【ワシントン=中村亮】全米に広がる抗議デモの参加者の多くは暴徒化を望んでいない。白人警官に膝で首を押しつけられたことで死亡したジョージ・フロイドさんの弟は1日、中西部ミネソタ州の事件現場を訪れ「破壊行為をしても兄は戻ってこない」と訴えた。ニューヨーク市では警官がデモ参加者とともに差別への反対の意思を示すために一緒に片ひざをつき、その後に抱き合う場面もあった。

フロイドさんの弟、テレンスさんは拡声器でデモ参加者に対し「兄はこの街を愛していた。破壊してほしいなんて思っていないはずだ」と叫んだ。「私が暴動などを起こしていないのにみなさんは何をしているんだ」と問いかけてデモ暴徒化に苦言を呈した。「わたしたちの声を重要でないと考えるのはやめよう」とも語り、差別撤廃に向けて黒人らの政治参加を訴えた。

ホワイトハウス前のデモに参加した医療機関に勤める60代の黒人女性ジャネル・ヒネスさんは「一部の参加者の暴力行為で差別撤廃という本当の目的がかすんでしまう」と語った。トランプ大統領はデモ隊に武力を繰り返し誇示している。黒人活動家のジョージ・コバートさんは「大統領は社会の分断を助長するためにデモ隊の暴力を扇動している」と指摘。暴徒化すればトランプ氏の狙い通りになると警鐘を鳴らす。

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