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座り仕事に疲れたら こり解消お手軽マッサージグッズ

NIKKEI STYLE

新型コロナウイルス感染拡大防止のための新しい生活様式として、テレワークが推奨されている。リビングなどで仕事をしていると、不自然な姿勢が長時間続き、疲れてしまう。肩や首、腰のこりを解消できる家電、例えばマッサージチェアがあればうれしいが、場所を取るし、出費もかさむ。そこでビジネスグッズを数多く取材し、在宅勤務経験も豊富な納富廉邦氏が、実際に使い、マッサージチェアを買わなくても、手軽に快適さが得られると感じたマッサージグッズを紹介する。

椅子型だから心地よいわけではない

マッサージチェアのよさは、背中全体をしっかりともみほぐしてくれるところだ。椅子の形状があってこその心地よさだと思っていたが、そうではないことが分かった。意外な解決方法を提示してくれたのが、&MEDICALの「ソフト ストーン バック」だ。

この製品の上にあおむけになって寝て、スイッチを押すだけ。肩甲骨を中心に背中をじっくりともみほぐしてくれるのだ。その際、背中がアーチ状になって、しっかりと背中に当たる部分に体重がかかるのが、この製品の心地よさだ。椅子に座った状態ではなく、寝る形になるため、より的確に、十分な力でもんでもらえていると感じた。背中限定ではあるが、その部分だけなら、十分マッサージチェアのような気持ちよさがある。

部屋に置いても邪魔にならないコンパクトさもいい。マッサージの方式は、左右対称と非対称のモード切り替えが可能で、使い分けてみると、その異なる気持ちよさに夢中になってしまうほどだ。

ほぐしたい部分にピンポイントで届く

健康ブラシの老舗メーカーであるサンエアの「スーパーたんとん」は、肩や足の裏など、ほぐしたい部分にピンポイントで届くグッズ。メーカーのサイトなどでは、つぼ押しなどに使える健康グッズ的な紹介をされているが、個人的には、むしろ、手軽に肩こりや足の疲れを取ってくれるマッサージグッズとしてよくできていると思う。

一般的な、取っ手にバネが付いていて、その先に木などの球が付いている「肩たたき器」と基本的な考え方は同じ。その現代版、進化版と言える製品だ。たたく部分が竹ピンでできていて、ブラシのようになっているのが最大のポイントだ。この構造のおかげで、何となくこっている部分を適当にたたいていると、次第にこっている部分が分かってくる。しなる部分のしなり具合もよく、手が疲れず、力加減の調整も直感的にできる。

私はこれで肩をたたくのがとても好きで、仕事に疲れるとすぐに手にしてタントンやっている。妻は足の裏のこりほぐしに使うのが好きだ。結構コンパクトなので、カバンに入れて仕事現場などに持っていけるのも魅力だろう。

納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

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