豪航空ヴァージン買収、最終応札は米ベインなど2社

2020/6/2 17:54
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【シドニー=松本史】4月に経営破綻した豪航空2位ヴァージン・オーストラリアを巡り、同社の管財人であるデロイトは2日、最終的に買収提案する企業として米投資ファンドのベインキャピタルなど2社を選定したと発表した。12日までに提案を受け付け、6月中の契約締結を目指す。

ヴァージンは新型コロナによる需要急減などで4月に経営破綻した=AP

デロイトが選定したのはベイン、サイラス・キャピタル・パートナーズの2社。豪メディアによると、サイラスはニューヨークに本社を置き、ヴァージン・グループを創業した英実業家のリチャード・ブランソン氏とともに米航空会社、ヴァージン・アメリカへの投資を手掛けた経験がある。デロイトは「ともに潤沢な資金があり、航空事業に関して十分な経験を持っている」としている。

デロイトは5月15日を締め切りとして法的拘束力のない提案を受け付け、内容を精査していた。今後ベインとサイラスはデロイトなどと協議し、12日までにより詳細な買収提案を提出する。

ヴァージンが本社を置く豪東部クイーンズランド州政府も5月、株式の取得や資金の貸し付けなどで、再建を支援する方針を表明している。

これまで買収には19社が関心を示し、航空を専門とする米投資会社のインディゴ・パートナーズが買収提案したと明らかにしたほか、豪ファンドのBGHキャピタルなどの名前が挙がっていた。

ヴァージンは新型コロナウイルスによる需要急減を受け、4月下旬に日本の民事再生法の適用申請に当たる任意管理手続き入りを発表した。負債総額は約70億豪ドル(約5千億円)。

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