メキシコへの送金、4月は2.6%減

2020/6/2 4:17
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【メキシコシティ=宮本英威】メキシコ銀行(中央銀行)は1日、外国からメキシコへの4月の送金額が28億6137万ドル(約3100億円)だったと発表した。前年同月に比べ2.6%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大で米国の雇用情勢は大幅に悪化しているが、その割には「底堅い」(米ゴールドマン・サックス)結果だったとの見方が出ている。

米国で働く家族からの送金はメキシコの重要な資金源になっている(アステカ銀行の窓口)

3月は、ペソ安・ドル高の進行を受けて、送金額が40億ドル超と、過去最高だった。1~4月の累計では121億5851万ドルと、前年同期を12.7%上回っている。

ただ金融市場関係者の間では「年末にかけては減少傾向が強まる」(クレディ・スイスのチーフエコノミスト、アロンソ・セルベラ氏)との声が多い。メキシコ大手銀バノルテは5月上旬時点で、2020年通年の送金額が19年比で2割減るとの見通しを示している。

メキシコでは全家計の約5%に相当する165万世帯が外国からの送金を受け取っている。

中銀が1日まとめた民間銀行など38機関の20年通年の実質経済成長率見通しはマイナス8.16%となった。5月発表のマイナス7.27%から下方修正された。

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