トランプ氏、ロシアをG7に招待 英・カナダは反対表明

2020/6/2 3:18
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【モスクワ=小川知世】トランプ米大統領は1日、ロシアのプーチン大統領と電話で話し、9月以降に米国で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)にロシアなど4カ国を招待する意向を伝えた。プーチン氏の反応は明らかでない。ペスコフ大統領報道官は協議に先立つ1日、米国からの公式な招待や会議参加の形式などを踏まえて判断すると述べ、参加に慎重な姿勢を示していた。

トランプ氏(右)はプーチン氏との電話協議でロシアをG7サミットに招待する意向を伝えた(2019年6月、大阪で開かれた米ロ首脳会談)=ロイター

ロシア大統領府が発表した。1日の電話協議は米国が提案し、両首脳は原油市場などについても意見を交わした。ロシアは2014年にウクライナ南部クリミア半島を一方的に併合したのを機にG7にロシアを加えた当時のG8の枠組みから除外された。ロイター通信によると、英国とカナダは1日、ロシアの参加に反対を表明した。

ロシア側は参加の是非を慎重に検討するとみられる。ペスコフ氏は1日「プーチン氏は対話を支持する」と述べたが、詳細が分からないとして招待を受けるかは明言を避けた。ロシアはかねて中国が参加しないG7の議論は効果的ではないと主張し、中ロが主導する上海協力機構(SCO)や新興5カ国(BRICS)の枠組みを重視する立場を示してきた。

20年のG7は米国が議長国を務める。トランプ氏は従来の枠組みにロシア、韓国、インド、オーストラリアを加える考えを示した。同氏はかねてロシアのG7復帰を訴え、欧州などの反発を招いてきた。一方でプーチン氏は国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアと米英仏中の5カ国による首脳会談の年内開催を1月に提案していた。

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