NYダウ続落で始まる 抗議デモ拡大、経済再開に不透明感

2020/6/1 22:58
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【NQNニューヨーク=張間正義】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落して始まった。午前9時35分現在、前週末比118ドル83セント安の2万5264ドル28セントで推移している。白人警官の暴行による黒人死亡事件への抗議デモが全米で広がっており、経済再開に水を差すとの見方が出た。米中対立も投資家心理の悪化つながっている。

ニューヨーク証券取引所前=AP

抗議デモは全米の140都市以上に拡大し、首都ワシントンやサンフランシスコなど40超の都市で夜間外出禁止令が出された。小売り大手ウォルマートやターゲットは店舗の一時閉鎖や営業時間の短縮を迫られた。

米ブルームバーグ通信は1日、中国政府が国営企業に対して大豆や豚肉など米国産農産品の輸入を一時的に停止するように命じたと報じた。トランプ米大統領が香港に認めている関税などの優遇措置を取り消す考えを示したことへの対抗措置という。米中は現時点では1月の貿易協議の第1段階の合意を履行する方針を崩していないが、米中関係の不透明感が高まった。

ただ、下値は堅く、ダウ平均は小幅高に転じる場面もあった。各国での経済再開に伴う景気回復期待が相場を支えている。

新型コロナウイルスの治験薬で治験の最終段階である第3相試験で良好な結果が出なかったと発表したギリアド・サイエンシズは下落した。製薬のファイザーも大幅安。

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