GDP上方修正か 1~3月改定値、設備投資上振れ

2020/6/1 20:32
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内閣府が8日に発表する1~3月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値(前期比年率3.4%減)から上方修正されそうだ。1日発表の1~3月期の法人企業統計で、ソフトウエアを除くGDPベースの設備投資額が前期比7.2%増えた。市場では成長率のマイナス幅が年率2%程度に縮小するとの見方が多い。

1~3月期の法人企業統計によると、金融・保険を除いた全産業のソフトウエアを除く設備投資額は2四半期ぶりに増加した。製造業が5.3%、非製造業が8.2%伸びた。都市の再開発など長期的な計画に基づく投資が底堅かった。

GDP改定値は法人企業統計を反映する。内需の柱である設備投資は速報値の前期比0.5%減から一転、1~2%の増加となる見通し。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮崎浩氏は「実質成長率は年率マイナス2.0%に上方修正されるだろう」とみる。

1~3月期の経常利益は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で前期比11.6%減少した。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏は「設備投資は企業収益に遅れて動く。先行きの大幅減少は避けられないだろう」と予測する。

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